自宅教室経営者が語る、自宅教室でよくあるトラブルと対策・解決策

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スクールや教室、塾の経営では生徒を収容できる会場が必要になります。しかし、賃貸を利用すれば家賃や会場への移動費などがかかるため、なかなか収益化することができません。

そこで、そろばん・ピアノ・料理・ヨガなど自身のスキルを活かし、さらに自宅を教室として使用することを考えている方に、自宅教室メリットや自宅教室で起こりがちなトラブルやその対策についてご紹介します。

1.教室のレッスン料滞納

▼同意した月謝などが払われない

入塾や入会などの契約を済ませた後、入会金や初月授業料などの請求が発生します。

しかし、その料金が支払われないまま、役務提供(受講期間開始)期間に入ってしまう場合があります。また、長く受講している生徒の場合でも、何かのタイミングでレッスン料の支払いがなされない可能性があります。

提供するサービス内容に合わせて様々なケースが発生すると思いますので、対策を講じておきましょう。

対策1.前払い形式とする

授業料を前払いとすることで、支払われていない生徒は受講できないような運用にすることで、教室側が損をすることや、未回収のトラブルを未然に防ぐことができます。

対策2.未払いの場合はレッスン停止などを契約書に盛り込む

前払い形式の場合は問題にはなりませんが、後払い形式の場合、役務提供が先に走るためレッスン料が未回収となるリスクがあります。

判断は各スクールとなりますが、他の生徒とのバランスを考えるならば、即座に受講停止とするべきでしょう。

対策3.レッスン料収納が円滑にできるシステムやサービスを導入する

金銭のトラブルや、そのやり取りは教育系ビジネスでは一番避けたい事象です。

そこで、システムやサービスを利用して、レッスン料の収納を行いましょう。

・口座振替

生徒が所有する金融機関の口座から指定した金額を引き落とすサービスです。

このサービスのデメリットは、サービス利用にあたり、申込書を生徒に提出してもらう必要があることです。回収した申込書は郵送でサービス運営会社や金融機関に提出する必要があり、発送の手間もあります。

そして、口座にお金が入っていないと引き落とせないため、引き落としができなかった場合直接その旨を生徒に連絡する必要があります。

・クレジットカード決済

レッスン料の支払いをクレジットカードで行うサービスです。

このサービスのデメリットは、クレジットカード決済代行会社の審査を受ける必要があることと、スクールや塾の公式サイトに機能の埋め込み開発を行う必要があることです。

しかし、クレジットカード払いは口座残高を気にする必要が無く、クレジットカードの限度額までは決済が可能なため、口座振替よりは授業料の回収がしやすいです。

また、開発など初期費用は掛かるものの、100名以上の大人数が所属するスクールや教室、塾ではクレジットカード決済の方が総合的に安くなります。

・スクール管理システムの利用

スクールや教室、塾の運営管理をしやすくする機能としてスクール管理システムがあります。

このシステムにレッスン料の収納機能が含まれている場合がありますので、そういったサービスを利用するのも策です。

レッスン料の収納だけでなく、生徒管理や、予約管理など様々な機能も付帯していますので、運営コストや手間を減らしながら安定的なスクール運営が可能となります。

2.個人的な要望が多い

▼ルールを守らない、個人レッスンだからこそ、過度な要望や要求が多くなる

スクールや教室、塾などに通う生徒から、特殊な時間帯での授業要求や、特別メニューの要求など個別の要望や要求が寄せられる場合があります。

こういった場合の対策について考えてみましょう。

対策1:契約内容など事前にきちんと決めておく

ビジネスをする上で一番重要なものが契約書になります。契約書がすべてといっても過言ではありません。

体験レッスン時にはすごく良い生徒や保護者に見えたとしても、入塾してみると違うという場合もあります。

契約書はトラブルが起きたときに身を守るためのものです。

当たり障りのない内容の契約書など機能しませんので、弁護士などプロに相談しながら実用的な契約書を作成するのが良いでしょう。

対策2:「レッスンポリシー(規約)」の作成

契約書の締結が一番良いですが、オンラインなどで申し込みを完了する形式の場合は、利用者規約に同意を得る仕組みの導入をお勧めします。

契約書に記載する内容とほぼ同等のものになりますが、例えば料金、休講、返金、破損、振替えなど取り決め事項をしっかりと記載し、同意を得ましょう。

3.近所トラブル

▼レッスン中の騒音などで近隣へ迷惑かける

ピアノやギターなど音の出るレッスンや、大きな音が出る授業内容の場合、近隣の方への迷惑になっていないか確認しましょう。

また、通塾する生徒の自転車や、送迎の車など、渋滞を含めた交通の往来を妨げていないか、通塾時の生徒の声など住宅街での教室運営では細心の注意を払いましょう。

地域やスペースなどによってはこのあたりの内容は契約書や規約に盛り込まれるべき内容になります。

開校する前に近隣の方に挨拶をしておくなどは基本的なことであり重要ですが、教室運営側からでは気付きにくい事象も含まれる可能性がありますので、近隣の方への定期的な確認は行いましょう。

4.自宅の物品の破損・盗難

▼意外と自宅物品の盗難や破損は多い

意図したものがそうでないかは置いておいて、スクールや教室内の物品は無くなることが多いですのでそれを想定した運用をすることをお勧めします。

また、破損なども起こり得ますので対策は必要です。

対策1:玄関でお出迎え・お見送り

生徒の受入れや送り出しは玄関や玄関外で行いましょう。

生徒数が多い場合は、サポート講師をつけるなどして、生徒を管理しましょう。

対策2:使用する部屋以外には鍵をつける

教室以外の部屋には入れないようにしましょう。

鍵がない扉もあると思いますので、生徒が玄関と教室の往復だけになるように講師やサポート講師が誘導しましょう。

対策3:保険に入る

破損や事故に備えることも重要です。

基本的に教室内で起こったことは、運営者の責任になります。

もし授業中に大きな地震が発生して生徒がケガをしたらどうでしょうか?

生徒が何かを破損する場合もあります。そういったリスクに対応するために塾保険が用意されていますので必ず加入しましょう。

5.感染症対策

新型コロナウイルス感染症の流行により、スクールや教室、塾でも感染症対策が必要となっています。

どういったことが発生するのか、どういった対応が必要になるのか、想像しながら対策を講じておきましょう。

対策1:感染拡大ガイドラインに沿ったスクール運営

教室が自宅内にある場合、その空間は家族のスペースでもあります。

新型コロナウイルス感染症に限らず、ウイルスなどを生徒が持ち込む場合もあれば、家族が持ち込む場合もあります。

冬期限定など必要に応じて体温計測やアルコール消毒、マスク着用などの運用ルールを構築しましょう。

また、内閣官房より感染拡大ガイドラインが展開されていますので、ガイドラインに沿った運営を心がけましょう。

外部サイト:内閣官房新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン一覧

対策2:感染者が発生した場合の影響と対策

生徒が通う学校で感染者が出た場合、規模にもよりますが、学年閉鎖もしくは学校閉鎖などの対応を学校は取ります。

感染の有無を判断する検査を行い、自校に通う生徒が陰性だったからと言ってスクールや教室、塾に通って良いとすることは難しいでしょう。

新型コロナウイルス感染症が流行って以降、保護者の多くは感染情報には敏感で、スクールや教室、塾へ対応についてすぐに問い合わせが入る可能性が高いです。

感染により長期間外出禁止となる可能性もありますので、その分の振り替え授業を、対象生徒分用意すると膨大になる可能性があります。

そのような中で、スクール側でできる対策はひとつしかなく、オンラインで生徒が参加できる体制を整えておくことです。

対策3:補助金の活用

感染症対策はアルコール消毒や換気などを行うだけで良いわけではなく、オンライン対応も含まれることが分かったと思います。

しかし、オンライン授業の準備はすぐにできるものではありません。

Web会議システムやモニター、カメラなど、スクールや塾の内容に合わせた機材の用意をする必要があります。

こういった機材は高価なものが多いので、政府や自治体が展開する補助金の活用も視野に入れましょう。

自宅教室のトラブルが心配な方には、レンタルスペースを活用するという選択もあります。

カルチャーセンターや、自治体が保有する施設の会議室など安く会場を提供してくれるサービスもありますので、調べてみましょう。

このように、自宅で手軽にスクールや教室、塾の開校を考えている方も多いと思いますが、自宅ならではの問題もあります。

しかし、契約書や保険、感染症対策など正しく準備をしておけば、安定した運用ができます。

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